茶の湯勉強会

方扣庵(ほうこうあん)では、日本伝統文化の寺子屋となるよう、互いに響き合い、一期一会を深める、協益性の高い文化教育事業を行っております。各定期講座の他、ご要望に応じた個別企画も承ります。どうぞお気軽にお問い合わせください。

*各講座への参加お申込み方法

当ホームページのお問い合わせフォームより、以下の項目をご記入の上お申し込みください。当法人よりお申込みの確認メールをお送りいたしますので、本確認メールをもって受付完了とさせていただきます。

・お名前

PC用メールアドレス(携帯用は不可)

・お電話番号

・ご参加を希望する講座名

・会員へのご入会希望の有無 (ご入会方法のページをご参照ください。)

お申込みのキャンセルは、最低でも2週間前までにご連絡下さいますようお願いいたします(例:開催日が日曜のばあい、前々週土曜まで)。開催日14日前以降のキャンセルはお受けいたしかねます。急なご予定で不参加となるばあいは、代理の方にご出席いただいてもかまいません。何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

方扣庵 茶の湯勉強会

茶の湯への理解をより深める勉強会を、月1回木曜日に京都・上京区にある清浄華院にておこなっております。本講座では、裏千家茶道をもとに「茶事の会」でおこなう各テーマに沿って丁寧に掘り下げ、共に学び合います。

【利休七則 ◎茶は服(ふく)のよきように ◎炭は湯の沸くように ◎夏は涼しく 冬は暖かに ◎花は野にあるように ◎刻限は早めに ◎降らずとも雨の用意 ◎相客に心せよ】 この教えを心におき、点前に関する理解を深める文化講座です。和装・洋装を問わず、新規の方も随時歓迎しておりますので、どうぞお気軽にご参加ください。

 

なお、昨今の物価上昇に伴い、誠に心苦しい限りですが、2024年4月より参加費を改定させていただきますが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

  

*12時から12時半はお昼休憩となります。ご昼食は各自でご持参願います。

*時間内であればご自由にお越しいただけます。

*茶の湯勉強会 参加会員でご希望の方には、茶事の会におけるお役(亭主・半東・正客・詰)を、交代で務めていたただく予定です。

*正座椅子もご用意しておりますので、ご希望の方はお申込みの折にお知らせください。

参加費: 会員 各回 5,500円 / 非会員 各回 6,000円

定員:各回15名 予約制 (先着順、5名以上で決行)

場所:上京区寺町通広小路上ル北之辺町395 清浄華院 小方丈にて

2024年度(令和6年度)講座日程 

(年会費は4月から翌年3月まで有効です)

4月11日(木) 午前10時から14時半まで 終了

花の色は満ち木々は新芽を吹く季節となります。透木釜の炭点前で透木の扱い、正午の茶事①を学びます。

5月2日(木) 午前10時から14時半まで 受付中

山々はさみどりに包まれます。風炉の季節、風炉灰の学びを深めます。正午の茶事②を学びます。

6月6日(木) 午前10時から14時半まで 受付中

仲夏にあたり道具組も涼を取り込み釣瓶での点前など学びます。

7月4日 (木) 午前10時から14時半まで 受付中

盛夏となり京都は祇園祭を迎えます。水を身近に平水指などでの小習を学びます。 

9月5日(木) 午前10時から14時半まで 受付中

初秋、月想う季節。簡易の立礼席を設け学びを深めて参ります。

10月3日(木) 午前10時から14時半まで 受付中

秋も深まり名残の頃。五行棚、小板、大板、での秋寂ぶの中置を学びます。

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2023年度(令和5年度)講座日程

2023年4月6日(木) 午前10時から14時半まで 休講

清明の頃には花色が満ち松も新芽をつけます。透木釜での炭点前や炉の名残りの道具組の解説を加え春を惜しみながら小習を学びます。

2023年5月4日(木) 午前10時から14時半まで 終了

初風炉の茶事道具組では木地を用いて清々しく床の花も季のものを飾ります。風炉灰形の二文字押切を学び及び釣瓶の水指での小習の学びを深めます。

2023年6月1日(木) 午前10時から14時半まで 終了

前月に続き風炉灰形の丸灰について学びます。また梅雨の時期ならではの茶事について解説し名水点てなどの小習を学びます。

2023年7月6日(木) 午前10時から14時半まで 終了

暦の上では晩夏あたるこの時期、七夕の趣向の葉蓋、水を想う平水指などを使用して盛夏ならではの小習、長板二ツ置などを学びます。

2023年9月7日(木) 午前10時から14時半まで 終了

九月に入りますと日一日と秋らしくなり、茶会には良き季節を迎えます。7月に続き長板二つ置を行います。夜咄の茶事①道具・流れについて学んで参ります。

2023年10月5日(木) 午前10時から14時半まで 終了

秋はいよいよ深まる頃となります。広間での中置の季節となり、五行棚、大板など細水指と取り合わせて小習を学びます。夜咄の茶事②も学んで参ります。

2023年11月9日(木) 午前10時から14時半まで 中止

茶の湯では十一月はじめの亥の日に開炉、そして口切となります。床には茶壺を飾ります。小習壺荘の結び、口切などの炉開きならではの学びを進めます。

2023年12月14日(木) 午前10時から14時半まで 終了

一年終わりの月となり冬の深まる季節となります。寒さに向かう折に小間での年納めの学びを致します。忙中閑ありの一時を学んで参ります。

2024年2月1日(木) 午前10時から14時半まで 終了

大炉、逆勝手、暁の茶事解説 ①

2024年3月7日(木) 午前10時から14時半まで 終了

釣釜、続き薄、暁の茶事解説②

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2022年度(令和4年度)講座日程

2022年4月7日(木) 午前10時から14時半まで 終了

四月は茶人にとりまして炉の名残となり、透木釜を据える季節となります。例年の如く透木釜の扱いを学びます。また小習の学びも進めて参ります。

2022年5月5日(木) 午前10時から14時半まで 終了

炉を塞ぎ初風炉の季節を迎えます。箱炭斗も風炉の炭に入替え毎年の事ながら風炉の灰形も整えます。初風炉らしく清々しく小習の学びを進めて参ります。

2022年6月2日(木) 午前10時から14時半まで 終了

水無月は新緑美しい若葉が次第に色を深める季節です。清爽の茶事、雨の季節のおもてなしの解説をし小習の学びを深め、風炉四畳半逆勝手も学びます。

2022年7月14日(木) 午前10時から14時半まで 終了

京都の夏は祇園祭と共に訪れます。朝茶事、祇園会茶事、暑気払いの茶事など暑中の茶事の流れとともに、茶碗荘、茶入荘など、荘物の学びを深めます。

2022年8月4日(木) 午前10時から14時半まで 終了

八月初秋、暑さの中に秋を感じる季節となります。新涼の茶事では花所望も一興。今回、茶箱点前①和敬点前、色紙点前の学びを深めて参ります。

2022年9月8日(木) 午前10時から14時半まで 終了

秋天好日を迎えます。席中に秋を迎える夕ざりの茶事の流れを学びます。また、茶箱点前②月点前、色紙点前の学びを深めて参ります。

2022年10月6日(木) 午前10時から14時半まで 終了

茶事の会でおこなう「茶カブキ之式」に向けて、茶事の流れに加えて茶カブキ之式の基礎を学びます。

2022年11月17日(木) 午前10時から14時半まで 休講

暦の上では三冬(初冬、仲冬、季冬)の初冬となり冷気が身心を引き締める季節、茶家では開炉・口切を祝います。今回は炉での壷荘、軸荘、茶碗荘など荘物の学びを深めて参ります。

2022年12月1日(木) 午前10時から14時半まで 終了

師走となり季節は本格的な冬を迎え、茶事の会では「廻り炭の茶事」を行います。今回はつづき薄茶、廻り炭の流れ、小習などの学びを深めて参ります。

2023年2月9日(木) 午前10時から14時半まで 終了

2月は立春そして初午といよいよ早春を迎えます。東風に誘われ春色の頃となります。例年と同じく2月大炉(逆勝手)の学びを深めて参ります。

2023年3月9日(木) 午前10時から14時半まで 終了

中春は雛の節句、お水取り、利休忌と様々な行事が続きます。炭点前で釣釜の鎖などの扱い及び「桜花爛漫の茶事」の趣きや流れについて学びます。 

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2021年度(令和3年度)講座日程

2021年4月1日(木) 午前10時から14時半まで 終了

前回に続き、炉中の五徳を外して木片を炉壇に置き、その上に平らで羽根のある釜を置く透木釜を使用して点前を進めます。陽気の増す頃となり、炉中の灰や炭は隠れて見え難くなります。飯後の茶事(菓子茶事)の流れ①と小習いの学びを深めます。

2021年5月6日(木) 午前10時から14時半まで 休講

玄関の軒に菖蒲が葺かれる季節となり、道具組も炉から風炉へと移ります。床に初夏の花を生け、前回に続き飯後の茶事(菓子茶事)の流れ②と、続き薄茶を学びます。

2021年6月3日(木) 午前10時から14時半まで 休講

梅雨に寄せて田植、早苗、早乙女夏越などと道具には銘をつけ、雨の風情を楽しむのも一興。朝茶事の流れ①及び瓶掛けでの茶箱を学びます。

2021年7月1日(木) 午前10時から14時半まで 終了

盛夏の時期は、「涼一味」を心掛け、涼を呼ぶ工夫、涼感の室礼や取合せを考えます。前回に続き、朝茶事について②及び瓶掛での御所籠を学びます。

2021年8月5日(木) 午前10時から14時半まで 終了 

通い筒(送り筒)は花を贈るのに使われたゆかしい茶の湯の作法です。旧暦七夕の茶事に通い筒での花所望など趣き深いものがあります。今月は平水指、釣瓶を使用しての小習を学びます。

2021年9月2日(木) 午前10時から14時半まで 休講 

名月を愛でる中秋の頃となります。観月の会、夕ざりの茶事で中立に月を見上げ一刻を過ごすのも一興。この時期ならではの室礼について解説し、簡易の立礼の点前を学びます。

2021年10月7日(木) 午前10時から14時半まで 終了

広間では中置の季節を迎えます。この時期ならではの五行棚での小習を学びます。五行棚の約束事、五行の解説を加え学びを深めます。

2021年11月11日(木) 午前10時から14時半まで 終了

「柚の色づくを見て囲炉裏に」の利休の言葉を借り、ほどよい頃に炉を開き茶壺の封印を切り一陽来復を祝います。炉を開く準備、炉中の決まり事、炉、口切で使われる道具等について解説し、壺荘その他の小習で学びを深めます。

2021年12月2日(木) 午前10時から14時半まで 終了 

12月には暖かいもてなしの嬉しい季節となります。歳暮の釜では年の瀬の忙しさの中での員茶の茶事など心が和みます。員茶の茶事の内容、流れを説明し、筒茶碗などの小習を学びます。

2022年2月10日(木) 午前10時から14時半まで 終了

如月はいつる感覚と冴ゆる空気の中で暖かくおもてなしの工夫をいたします。 この時期大炉は最適です。裏千家ならではの大炉について学び、大炉逆勝手の点前を進めて参ります。

2022年3月17日(木) 午前10時から14時半まで 終了

山々は萌えはじめ様々な野花が楽しみな季節です。席中ではまた釣釜の風情も楽しみの1つです。炉中は五徳を上げて広々と炭を置きます。釣釜の道具を使用し扱いについて学びを進めて参ります。

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2020年度(令和2年度)講座日程

2020年4月2日(木) 午前10時から14時半まで 休講

2020年5月7日(木) 午前10時から14時半まで 休講

2020年6月4日(木) 午前10時から14時半まで 休講

2020年9月3日(木) 午前10時から14時半まで 終了

2020年10月8日(木) 午前10時から14時半まで 終了

2020年11月12日(木) 午前10時から14時半まで 終了

2020年12月3日(木)午前10時から14時半まで 終了

2021年2月11日(木)午前10時から14時半まで 休講

2021年3月4日(木)午前10時から14時半まで 終了

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2019年度(令和元年度)講座日程

2019年4月4日(木)午前10時から14時半まで 終了

初風炉の茶事を学ぶ 1

5月9日(木) 午前10時から14時半まで 終了

初風炉の茶事を学ぶ 2

6月6日(木)午前10時から14時半まで 終了

風炉灰を学ぶ 1

7月4日(木) 午前10時から14時半まで 終了

風炉灰を学ぶ 2

8月8日(木)午前10時から14時半まで 終了

夜咄の茶事を学ぶ 1

9月5日(木) 午前10時から14時半まで 終了

夜咄の茶事を学ぶ 2

10月3日(木)午前10時から14時半まで 終了

 口切の茶事を学ぶ 1 

11月7日(木)午前10時から14時半まで 終了

 口切の茶事を学ぶ 2

12月5日(木)前10時から14時半まで 終了

夜咄の茶事を学ぶ 3

2020年2月6日(木) 午前10時から14時半まで 終了

2020年3月5日(木) 午前10時から14時半まで 休講

講座内容

2021年度

2021年4月1日(木)

飯後の茶事① 「飯後の茶事」の全体像と形式に関する資料を配布し、「ご案内」「茶事の流れ」「菓子」「口取」「酒飯」について解説いたしました。小習では「盆香合」「続き薄茶」「茶筅荘(薄茶)」を学び、感染予防のため濃茶・薄茶共に各人個々の茶碗で頂きました。

2021年7月1日(木)

御所籠での色紙点前は、御所内で用いる御用箱を利用した淡々斎ご考案の点前で、茶碗ニ碗と古帛紗四枚、茶巾箱を使用します。籠に仕組んだ道具類それぞれの説明と解説をし、和やかに点前を進めてまいりました。

2021年8月5日(木)

旧暦七夕を迎え華水を汲み水指(釣瓶)での名水点を致しました。シメ飾りの弊の作り方の説明、水指(釣瓶)にシメ飾りをして名水を頂く濃茶点前、またシメ飾りを外した釣瓶や平水指での薄茶の学びました。

2021年10月7日(木)

五行棚を使用しての中置の学びを致しました。五行とは陰陽五行にちなみ、天板、地板の間に木・火・土・金・水を収めます。五行棚、大板、小板の中置の図解と解説と共に点前、最後に質疑応答へと学びを深めました。

2021年11月11日㈭

例年の如く炉開き口切の季節を迎えます。床には茶壺かざりし口切の道具、扱いの説明致しました。本日は八炉のひとつ、向切での正午の茶事の流れを学びました。季節、茶事の趣旨により取合せる道具について説明し、和気あいあいと点前進めました。

2021年12月2日㈭

師走とは言え京都は紅葉美しい季節です。七事式の1つ員茶を茶事に加え和やかに薄茶を楽しむ流れについて解説致しました。また、親しいお客を迎えての流し点、筒茶碗、各服点もご体験頂き、午後は員茶を行い終始和やかに学びを進めてまいりました。

2022年2月10日㈭

2020年度

2020年9月3日(木)

長月は初秋と月日が巡り「野分」も吹き、いよいよ重陽の節句、中秋の名月を迎えます。道具の取合せの説明では、秋の訪れを感じさせる情趣の物や井口海仙宗匠お好みの八景棚、茶カブキの茶事の進め方について、プリント配布のうえ解説を加えながら講座を進めてまいりました。点前は鬼面風炉での初炭点前及び裏千家各服点を風炉でご体験頂きました。抹茶、湯の量について話し合いながら回数を重ね、和やかにご体験頂けたかと存じます。本年3月から8月まで新型コロナウイルス感染症拡大のため、講座休講とさせて頂いておりましたが ようやく再開となりました。

 2020年10月8日(木)

10月裏千家では中置きの趣向となりますが、この度は一足早く炉を開き廻り炭の茶事を学びました。前回お配りした資料の五事式の茶事の流れを参考に、廻り炭の茶事の流れを説明致しました。また、廻り炭に使用します炭台・巴半田・筋半田の詳細に付き解説。炭を上げ炭をつぐ、この繰り返しを学び合いながら連客一同で点前を進めて参りました。次に桑小卓を据え 平建水、四滴、七種の蓋置を使用しての 薄茶点前と濃茶各服点も和気あいあいに学びを深める事が出来ました。ご参加下さいました皆様のお力添えによりコロナ対策のための消毒・手袋使用など安全第一で講座を進めました。

2020年11月12日(木)

炉を開く準備、炉中の決まり事、炉で使われる道具等について記載した資料を配布し解説した後、裏千家で使用される様々な薄器等(平棗、金輪寺、雪吹、中次など)の扱いを学びました。その他、後炭点前、小習いへと点前の学びを進めました。

2020年12月3日(木)

師走を迎え本年納めの月、逆勝手での初炭・運びの濃茶・棚での濃茶と薄茶を学び、濃茶は各服点に致しました。配布した逆勝手に関する資料の解説後、本勝手、逆勝手の炉中の五徳の爪の位置を確認し、それぞれの点前をご体験頂きました。次回令和3年2月は八炉の点前と7種の蓋置の扱いを学びます。

2021年3月4日(木)

透木釜を炉にかけての廻り炭の茶事について、茶事の運びと内容を読み解きながら、風炉先屏風で間仕切りした八炉の内の2畳向切・2畳隅炉にて、薄茶点前をいたしました。小間での立ち居振る舞いや襖の開け閉めから、点前道具の置き位置などの点前まで、ご参加のみなさまと和やかに学びを深める機会となりましたことへ心より深謝申し上げます。

2019年度

2019年4月4日(木)

初風炉の茶事のながれと室礼、また風炉の種類、時代経過について、資料配布し解説を加えました。4月裏千家では透木釜が使われます。茶事のながれに添い、透木釜での初炭所望、濃茶、貴人点、入子点、そして夕ざり・夜咄での止め炭解説とご体験を頂きました。

2019年5月9日(木)

今期初の風炉での炭点前を盆香合でいたしました。使用される香合について、堆朱や時代の香合を参考しながら詳しく学び合う事が出来ました。貴人点、貴人清次では貴人台に乗せる茶碗に関する様々な意見を重ねました。

2019年6月6日(木)

風炉灰を学ぶ1回目の本講座では、道安風炉に奉書・底瓦・五徳・灰を、解説を加えながら実際にそれぞれを仕込みました。次回は灰形をご体験頂きます。風炉 炭所望では亭主と客の立場について、また動きについて学びました。入子点(更々棚)、棚の濃茶と薄茶では点前所作を学び和やかに進めました。

2019年7月4日(木)

風炉灰を学ぶ2回目では、風炉三種(眉・切掛け・道安)を用意し、夫々の風炉灰形の決り事の解説プリントをお配りました。灰形造りに使用する道具類について、使い方の詳細を学び合い、奉書・底瓦・五徳そして風炉灰を入れ、皆様に灰の造形もご体験もいただきました。茶室は涼を感じる室礼を整え、初炭・葉蓋 ・貴人清次濃茶(応用)・続き薄茶の点前等の学びを進めてまいりました。

2019年8月8日(木)

風炉での夜咄茶事について、室礼、約束事及び道具に関するプリントを配布し解説を加えました。風炉初炭点前、茶碗荘、茶入荘、手燭の扱いを学びながら点前をいたしました。荘物では、初入に床へ茶碗・茶入を飾って学びを深め、点前へと進めました。次に、風炉での流し点をおこないました。

2019年9月5日(木)
風炉での夜咄の茶事の学びを深めるため、水屋炭斗の組方を図解し止め炭について学びました。短檠を据え手燭を使用し、前回に引続き夜咄の茶事の流れに添って初炭点前・茶杓荘・重茶碗・続き薄茶と点前を進めました。

2019年10月3日(木)

中置の季節を迎え、小板、大板、長板一つ置を学びました。道具の配置と点前の決まりなど、資料を参考に点前を進めました。11月の開炉にむけて今月、来月と口切りの茶事を学んでまいりますが、今回は道具の説明をおこないました。茶壺・葉茶じょうごを実際に使用して口切りの流れに添い、亭主、客の動きを学び合い、資料を参考にして解説、説明を加え学びを深めました。

2019年11月7日(木)

霜月炉開きとなり、炭は堂々と部屋を温め、灰は湿し灰となり炉中に趣きが加わります。花は椿の季節となり、その選び方・飾り方を説明。茶壺と茶漏斗を使い口切の茶事の流れで、炉初炭・濃茶・薄茶・後炭・続き薄茶など、学びをより深めました。真・行・草の壺飾りも和気あいあいとご体験頂きました。

2019年12月5日(木)

師走の時期「夜咄の茶事」の趣向で行われる「除夜釜の茶事」が有ります。各地で雪の便りの聞かれる12月師走ならではの「除夜釜の茶事」について解説致しました。使用する道具類、室礼、年越しの埋火について説明し、亭主の働きなど学びを深めました。

2020年2月6日(木)

「夜咄の茶事」について引続き学びを深めました。厳寒二月大炉は北国の囲炉裏から、十一世玄々斎が創案された裏千家独自の点前です。臨時の大炉を設けての解説とご体験のほか、通常の炉の逆勝手も共に学びました。

 

2018年度

2018年4月5日(木)
暁の茶事について、概要を資料配布するとともに、短檠に灯芯・油を置き、実際に火を灯して燃残る風情をについて考察いたしました。また、暁の茶事における初炭点前では、巴半田の準備を経験者も初めての方にもご体験頂きました。暁の茶事での約束の初炭点前、濃茶と薄茶、基本のふくさ捌の約束事を学び、棗・茶杓のきよめ方を全員で体験いたしました。

2018年5月10日(木)
鯉桶の水指の解説をし、紐の結びと蓋の扱いを全員で、和気あいあいの体験を致しました。正午の茶事の流れに添い、風炉初炭点前。桑小卓を使用して濃茶点前では平建水と蓋置の扱いについて。続いて濃茶点前で卓に荘り残された柄杓・蓋置の扱いの決り事の解説も加えて点前を進めました。後炭点前では流れた炭と新たに加える炭の位置の説明をし学びを深めてまいりました。

2018年6月8日(木)

朝茶事の初炭点前では風炉中の拝見をします。釜下ろし位置、風炉に釜を戻す時の釜引き寄せる位置について学びを深めました。また茶事における土風炉の清め方(ふくさの扱い)についても再確認いたしました。今回は鯉桶をつかっての点前を体験し、茶事の流れを考え和やかな学びの機会となりました。

2018年7月5日(木)

花を生ける点前には花寄せ・廻り花・花所望があり、7月22日(日)の茶事では略式での花寄せをいたします。茶事の流れに添い、長板二ツ置での初炭点前。数々の花を盛った花台を準備し亭主役、客役に別れて花寄せをいたしました。連客各々が花入、花を選び、手の内で花の形を調え(花づもり)、花を入れ、水次で水を満たしました。和気あいあい個性が楽しめる学びの機会となりました。勉強会では毎回、五名分の濃茶を二度練りますが、茶の量、湯の量の学びと楽しみとなっております。

2018年9月6日(木)

風炉も締めくくりの時期、台子総荘りの学びを深めてました。行台子を据えて、皆具(水指・杓立・建水・蓋置が同じ素材)でない道具を使用。また台子では杓立に荘り火箸と刺し通しの柄杓を荘り点前を致します。特に荘り火箸と柄杓、また蓋置に穂屋香炉を使い、それぞれの扱いについて解説を加え点前を進めてまいりました。台子総荘りの初炭、濃茶、薄茶、後炭ついて学びました。

2018年10月4日(木)

風炉から炉に移る10月初旬から、道具畳中央に風炉を据える中置の季節となりました。今回は長板二つ置、長板一つ置、大板中置、小板中置のそれぞれの違いと共通点そして道具組も含め、皆様に配布したプリントをご覧頂きながら、それぞれの点前について学びを深めました。10月開催の跡見の茶事についても、プリントに解説を加えながらその概要や茶事の構成を考察いたしました。

2018年11月8日(木)

十一月炉開きは風炉から炉へと茶室の趣を変えます。また床には網に入れた茶壺を荘ります。資料を配布し、茶事の流れに添って炉の初炭点前、濃茶、薄茶そして壷荘と進めてまいりました。各点前ではより深い説明を加えながらご質問にお応えしました。

2018年12月6日(木)

茶室の炉の種類である八炉。①台目畳での出炉②丸畳の向切 を屏風の移動で作ります 。 ①②での初炭、濃茶、薄茶の点前と共に、使用する道具、位置、扱い、足の運びにつき、八炉の図面、点前座の解説図など資料配布し、詳しい説明を加え学んで参りました。炭点前で湯が煮えたち、季節の主菓子と美味しく練られた濃茶を堪能。薄茶を和やかに頂きながら、質疑応答で学びを深めました。

2019年2月7日(木)

旅箪笥は炉の季節春3月の釣り釜で、あるいは4月には野点の風情で用いられる事が多いかと思います。旅箪笥の中には水指、棗、柄杓、蓋置を仕込み扉をかんぬきで閉めて使用します。旅箪笥を点前座正面に据え、初炭・濃茶・薄茶・芝点てそれぞれの扱いと点前を、茶事の流れに添い和やかに学びを深めました。また歴史的な話も加えながら講座を進めてました。

2019年3月7日(木)

3月釣釜の扱いを学びました。炉中の五徳は抜いて釜を自在や鎖で吊るし、釜の揺れる風情を楽しみながら初炭点前を学びました。台目柱の席では使用しない方が良いとされています。また、夕ざりの茶事についての解説を加え、その流れに沿い濃茶・続き薄茶・立ち炭について学びを深めました。

 

2017年度

2017年4月13日(木):

炉後炭所望・炉流し点・続き薄茶をおこないました。炭所望(亭主が連客に炭手前を所望して、客一人がこれを行う事)のうちで、炉の炭所望でもっとも風情ある所作の後炭所望のほか、席中に持ち出される巴半田の作り方から学びを始めました。今回は先ず使用する灰についての説明、灰の感触、底取りの扱い、巴つくりを体験し、その後に後炭所望。流し点ではそれぞれの道具の置き位置を確認。続き薄茶は亭主、正客、次客の役割と働きについて再考してまいりました。

2017年5月11日(木):

初風炉にて、炉中の灰を上げ、風炉に奉書・底に瓦を敷き灰型をつくり、茶事の流れで小習の軸荘の勉強をいたしました。初入での主客問答の内容への理解を深め、白菊扇での軸掛けの扱いの難しさを実感致しました。つづいて桑卓を使っての長緒濃茶・貴人点薄茶・濃茶・大津袋の学びをいたしました。

2017年6月8日(木):

1)水指運びの棚で濃茶点前・薄茶点前を致しました。茶事の流れを考えて、濃茶では柄杓・蓋置の配置の説明、薄茶では柄杓・蓋置の取り使いを致しました。又使用する水指運びの棚に適する水指・蓋置について、濃茶と薄茶での柄杓・蓋置飾り残しの景色の変化について説明し、運びに使用する棚・卓の解説を致しました。茶箱と言えば利休以来、旅持ちや山野行楽用としてそれぞれの好み応じて仕組み、用いられておりましたものを、玄々斎は[雪]・[月]・[花] 三様の伝物を定め、加えて初心者もなしうる[卯の花点]を考案されました。本日はその茶箱点前の[卯の花点]と[月点前]を拝見を付けず致しました。[卯の花]は茶箱の平点前、茶箱をのせる盆には爪赤(つまぐれ)の山道盆が約束ですが、都合により本日は[花点前]に用いられる花型盆を用いました。夏に限らず手軽に取り入れることをおすすめ致しました。[月点前]では茶箱・器据(きすえ)、茶碗・棗・茶杓には仕服を着せて用います。香を焚き、趣ある茶を楽しみました。

2017年7月13日(木):

茶箱の卯の花 、月点前について、 共に拝見をつけて、亭主としての点前も大切ですが 客としての道具拝見・扱い(正客・詰の働き)を大切に学び合いました。当日、葉蓋に使いました水指は、玄々斎が花入の落しから創案された曲げの水指の写しを使用致しました。その他、葉蓋に適する水指の形や材質など話し、使われる葉の説明を致しました。洗い茶巾では平茶碗を、また一層の涼感を味わえる平水指を使用しての点前をおこないました。 大蓋・割蓋の扱いを学習。自身が亭主となる時の夏に相応しい点前の学びを深めました。

2017年8月10日(木):

名水点にて釣瓶を水指として、釣瓶の扱い、しめ縄についての解説と名水点の意義と室礼の方法 、釣瓶以外の見たてでおこなう多様な名水点について学びあいました。また、茶入・柄杓・茶碗の茶巾での清め方や亭主と客の問答について、さらには茶箱 和敬点 についての解説と客の働きと動きを学びました。

2017年9月7日(木):

風炉「流し点て」は「薄茶運び点前」に準ずる点前で薄茶に限られます。主に小間で行われ、道具を定座から客付に流して置く為「流し点て」といい、亭主と客が親しく茶を頂く点前です。点前道具の位置が常と異なる点に注意しながら点前を進め、替茶碗を使用した場合の 亭主と客との会話における心遣いについて学びあいしました。また、平水指の割蓋・大蓋の扱いや、小間での続き薄茶もおこないました。

2017年10月3日(木):
中置とは 火気の欲しくなる肌寒の時候に風炉を道具畳の中央にすえて点前致します。風炉の灰形はこの時期ならではの鉄風炉に詫びた筋灰をつくります。

①詫びた灰形の説明 ②筋を引くコツを解説 ③丸灰に一人一人火箸で掻上げて筋を引いて頂きました。柔らかく形造られた灰に火箸で筋を引くのは難しいものです。中置での初炭、濃茶、薄茶、後炭の点前を学んだ後、11月に実施する口切りの茶事の流れをご体験頂きました。 ◎茶壺◎茶入日記◎葉茶じょうご 等の道具を使用。それぞれの扱いについて解説。 また 口紐の結び方、綱(壺のを入れる編みの袋)の結び方を皆さまにご体験頂く事が出来ました。

2017年11月9日(木):

炉の初炭点前について、 炉中の湿し灰のまき方 、炭の置き方を詳細に解説した後、[棚の濃茶点前]を学び、濃茶を一同で頂きました。壷荘の点前では、亭主・客 各々の動きの解説を加え進めて参りました。 基本となる[炉の薄茶点前]は、 各所作を解説し、半東の役割・替え茶碗の扱いの学びを深める事が出来ました。さらには茶事で口切りの後、壷に施す長緒・乳緒での[真・行・草の結び]をご体験頂き、初めての方も 既に結びをご存じの方も共に学び合うよき機会となりました。本日の講座は口切の茶事の流れに添って学びを深めました。

2017年12月14日(木):

夜咄の茶事の流れに添い、まず前茶では薄茶をおもあいで頂き、炭点前では水屋炭斗の組方など説明を加えて点前を致しました。夜咄での炉中の整え方、炭の置き方のほか、薄茶では 正客・次客の働きについての学びを進め、 ふくさの扱いを読み解いてまいりました。続いて濃茶の練り加減について、茶量、湯量、練り方をを学び、短檠・小灯・ 膳燭 ・手燭の使用解説ののち、各自道具を扱いました。

2018年2月1日(木):

早春寒さ一段と厳しい季節、簡易の大炉を設けての勉強会を致しました。大炉について (大炉由来の説明文・点前図解のプリント参照)、大炉逆勝手 初炭・濃茶・薄茶・後炭について、それぞれの解説を加えながら学び合いました。

2018年3月1日(木)

旧暦の正月を過ぎ陽光に春風満ちるこの時期、裏千家では茶室に釣り釜を掛け、その風情を楽しみます。今回は釣り釜での初炭点前で、釜鐶・釣手・釜鎖、それぞれの扱いを学びました。さらに行台子を据え四器を置き、濃茶・薄茶点前を簡略に図解し、点前の動きについて学びを深めました。

 

2016年度

2016年9月8日(木):

小習十八ヶ条のうち 貴人点薄茶・貴人清次薄茶の点前を致しました。使用する貴人茶碗についての解説、高杯には主菓子・干菓子をどのように盛るか?亭主・半東の働き(例 碗、台、高杯の出し方、下げ方、足の運び等々)、いつもは 当たり前に稽古する一つ一つの何故を読み解き理解を深めました。

2016年10月13日(木):

貴人点濃茶・貴人清次濃茶の点前・荘物を致しました。貴人清次濃茶点前では、亭主・貴人・お清三役の働き、菓子器・茶碗の取り次ぎ位置と道具を返すタイミング所作、理由付けについて。また三役の動線確認など、茶事を想定して稽古まで深く掘り下げる事となりました。入門割り稽古である[ふくさ捌][柄杓][歩き方]の美しい扱いと所作もともに学びました。

2016年11月10日(木):

開炉となり、前回風炉で行った貴人点(濃茶・薄茶)・貴人清次(濃茶・薄茶)を炉点前にて学び合いました。炉での 1)点前道具の位置 2)亭主・半東の位置と働き 3)清次での、お次の取り次ぎの動きとタイミング、客側の働きの部分を掘り下げる機会となりました。

2016年12月8日(木):

荘り物点前で茶筅荘には薄茶、濃茶があります。主客の挨拶のタイミング・問答について考察。また茶碗荘・茶入れ荘については初座での道具荘りについて話を進め、主客茶事の流れを考えながら、点前を進めて参りました。

2017年2月9日(木):

茶事の中で近ごろ行われる事の少なくなった「後炭点前」を学び、「座掃き」の体験を致しました。初入・中立・濃茶と時を経て、炉中に流れた炭のけしきの風情をお愉しみいただく。また灰で整え・たっぷり炭をつぎ、釜にも水を次いで、ゆっくり薄茶をお楽しみいただく為の点前である事を、確認しながら致しました。重ね茶碗では特に客の手順と心得を学び、長緒では緒の扱い、包みふくさは結びと解き方を共に体験しながら進めました。

2017年3月9日(木):

初炭所望、入子点、軸荘をいたしました。炉の炭所望には初炭所望・後炭所望があり、これは茶事の趣向で行われるもので、亭主が客に炭手前を所望致します。今回は初炭所望について学びあい、おおいにその風情を愉しみました。入子点では、水指が共蓋・塗蓋での荘り残しの違いを学び、軸荘では手前準備である、巻紙の幅・長さを決め各々に巻紙を作りその巻き方、巻緒の扱いについて体験致しました。

 

ご参加の皆さま、ご支援下さる瓢樹様、老松様へ心より感謝申し上げます。