フランスにおける京菓子に関する京都伝統産業振興事業

⁻ 2017年2月22日(水)パリ日本文化会館にて 京菓子に関する講演会

(参加者128名 満席)

有職菓子御調進所老松のご当主で公益財団法人有斐斎弘道館の代表理事の太田達先生による、京菓子に関する講演会は、お蔭様をもちまして、大変盛会に終えることが出来ました。パリと京都の比較文化、コミュニティー装置としての菓子の重要性、和菓子と京菓子の違い、儀礼や茶の湯における菓子の役割、伝統と現代性の融合性に関する多角的な視点、科学的なアプローチ、伝統産業の在り方に関するご考察など、多岐にわたる興味深いお話しに、みなさまが大変興味深く聞き入っておられました。ご参加の皆様より、次回の講演会、実演や実食のご要望のほか、実際に京都を訪問してぜひ京菓子を堪能したいというお声を沢山頂戴し、大変ご好評をいただきました。

 

- 2017年2月22日(水) リヨン アンスティテュ・ポールボキューズにて

京菓子に関する講演会及び花びら餅の実習

(参加者 同校生徒50名・教授及び職員10名 )

仏料理界の重鎮ポールボキューズ氏が設立した名門料理研修校にて、京菓子に関する講演、及び花びら餅の実習をおこないました。実習準備のため、実施日前日には太田先生と助手1名により仕込みをおこないました。当日は、在リヨン領事事務所の小林所長様よりご挨拶いただいた後、太田先生から、パリ日本文化会館と同様のご講話のほか、フランス国内外から集まった未来のシェフやパティシエにとって大変有意義且つ貴重な菓子の作り手、菓子産業の担い手としての心構えを伺いました。こなしの菓子の実演、ならびに裏千家の許可を取りご披露下さった花びら餅の実演では、学生・教授陣ともに興味深くご覧下さいました。最後の花びら餅の実習では、生徒自身が餅粉を練ったり、求肥の成形に苦心したりと、大いに愉しみながら、新たな発見や学びを深める機会となりました。さらに、京菓子と茶の湯の関係性を理解できるよう、急遽パリにて裏千家茶道の師範としてご活躍の高岡裕子先生にお濃茶を点てていただきました。講義後、京都で研修を受けたいと志願する学生もあり、国際的な後継者育成、海外における継続的な京菓子普及活動の必要性を実感いたしました。

 

お集まり下さった皆様、ご協力くださった京都市、京都府、京都商工会議所、JAL、パリ日本文化会館、在リヨン領事事務所、そして太田先生をはじめ老松、有斐斎弘道館、たらちねアソシエーションのスタッフのみなさまへ、こころより感謝申し上げます。

 

本事業を通じて、京菓子とはなにかを総合的にご理解いただいたことで、近年日本の菓子に注目が集まりつつあるフランスにおいて、今後、豊かな文化的背景と高い芸術性をもつ京菓子が認知され、教育、文化、産業、観光等の分野に係る京都パリ両都市及び日仏両国の相互発展が深まることを切に願っております。

継続的に本事業を実施することで、海外、特にフランスにおける日本文化の振興への長期的な寄与を目指しておりますので、引き続きお力添えを賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

 

Lieu: Maison de la culture du Japon à Paris, 101 bis quai Branly 75015 Paris

Date: Mercredi 22 février 2017 à 18h30 

Coorganisation: Maison Oimatsu à Kyoto, Association Houkou-an à Kyoto,

Association culturelle franco-japonaise Talachiné à Paris

Avec le concours de la Ville de Kyoto, la Préfecture de Kyoto et la Chambre de commerce de Kyoto

Avec le soutien de Fondation Yuhisai Koudoukan, JAPAN AIRLINES

Plus d'info: site web de l' Asociation culturelle franco-japonaise Talachiné à Paris ou  de la Maison de la culture du Japon à Paris

パリ日本文化会館にて 京菓子に関する講演会

リヨン アンスティテュ・ポールボキューズにて 講演会及び花びら餅の実習

ロワール地方紙 『Le progrès』 掲載記事